今日は1月20日の大寒。世間一般では「一年でいちばん寒い日」なんて言われているけれど、「こういう日こそ動くと意外と温まるんだよね」なんて、自分に言い聞かせながら作業スタート。実は今朝から雲ひとつない快晴で、空気がキーンと冷たいけど、気持ちもシャキッと引き締まる感じがしています。寒いからといって家にこもってばかりいられないのが、農家の性。しかも今日は、今シーズンに蓮根を栽培する田んぼに堆肥を撒く重要ミッションがあるので、なおさら気合い十分です。
写真を見ても分かる通り、まだまだ雪がしっかり残っていて、ところによっては氷まで張っています。一見すると真っ白な冬の絶景に心奪われそうですが、足を踏み入れた瞬間「ズボッ」と沈み、氷がパキッと割れて中に浸水…なんてこともしばしば。しかも今日は天気がいい分、雪どけ水も広がって田んぼはビチャビチャ。足を取られないように慎重に進まないと、長靴の中まで水が入ってきてまさに悲劇。とはいえ、この寒い時期にしっかり土づくりをしておくと、美味しい蓮根が育つから不思議とやる気が出るんですよね。
広さ2,000㎡、農家流に言えば2反もある田んぼへ堆肥を運ぶのはひと苦労。そこで大活躍するのが昔ながらのソリとロープ。ソリに堆肥を積んで、2人がかりでロープを引っ張ったり緩めたりしながら、田んぼの中を行ったり来たり。一方、そのソリから堆肥をスコップで撒く担当は、腰と太ももが悲鳴を上げるほどの重労働。まるで雪山でトレーニングしてる登山家のような動きですが、「こんなに運動してるからきっと体力ついてるはず…!」と自分自身を励ましています。
冬の作業は防寒対策が最優先だけど、着込みすぎると今度は動きにくいし、汗で蒸れて冷えてしまうリスクが。そこで動きやすい格好を意識しながら、手袋や靴下などの小物はしっかり防寒仕様に。こうして寒さと戦いながらも作業を終えたあと、ホットドリンクをゴクゴクッと飲む瞬間は格別です。かじかんだ指先がじんわり温まっていく感覚、たまりません。
こんな感じで大寒だろうとなんだろうと、稲餅ふぁーむでは堆肥やいろんな肥料を使って土を育てる冬の恒例行事が続きます。
まだまだ寒さが続くけれど、どうか皆さんも体調には気をつけて。これからもリアルな農作業の様子や田舎暮らしの小ネタを発信していくので、ぜひSNSやブログでチェックしてみてくださいね。今後とも応援よろしくお願いします!
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