2月7日の夜から8日の朝にかけて、まさかのドカ雪が降り注ぎました。ニュースでは、新潟県のあちこちで国道が除雪のために通行止めになっているという情報が流れていて、「そんなこと現実で起こるの?」とちょっとびっくり。しかも「数年ぶりの大雪」と聞くと、なんだかワクワク半分、焦り半分な気持ちになりますよね。とはいえ、いざ翌朝に外へ出たら屋根の上に積もる雪の多さに「これはやばい」と思わず声が出ました。まるで屋根に巨大なマシュマロが乗っかっているような光景は、雪国ならではの迫力です。
私が住んでいる五泉市では、どうやら80センチほど雪が積もったようです。腰あたりまで雪があると思うと、ちょっとしたアドベンチャー。とはいえ、ありがたいことに道路の除雪はあっという間に完了し、朝早くから地元の方々が総出で作業をしてくださっていたようです。除雪が行き届いていて通りやすい道を見ると、「さすが雪慣れしている除雪は違うなあ」と感心してしまいます。

とはいえ、自宅の敷地内となると話は別。屋根、倉庫、庭、あちこち雪まみれです。一日中雪かきしても終わりが見えない量に、朝から夕方まで体力と根性の総力戦。とくに屋根が問題なんです。実は私7代目は、高いところがめちゃくちゃ苦手で、屋根に上がると足がすくんでしまうタイプ。それでも雪を下ろさないと建物にダメージが出るかもしれないし…と毎冬ヒヤヒヤしていました。そこで思い切って導入してみたのが、1年半ほど前にアマゾンで衝動買いした「雪下ろし機」。なんとなく“そういうのがあるらしい”とは聞いていたけど、正直どうなの?と半信半疑だったんですよね。
ところが、実際に使ってみるとこれがなかなかの優れもの。先端に取り付けた長いシートを雪の下にスルッと差し込んで軽く引っ張ると、重力に従って雪がずるずる~っと滑り落ちていくんです。屋根に上らなくていいだけでも最高だし、その瞬間の雪が滑り落ちる様子はなんとも爽快。「おおっ、すごい!」と思わず声をあげてしまいました。もちろん屋根全体をきれいさっぱり片付けるわけにはいきませんが、屋根先だけでも雪を落とせるなら建物への負担はだいぶ減るはず。心配していた昔ながらの土蔵の屋根も、ある程度雪を取り除けたので一安心です。
さらに裏のビニールハウスは大丈夫かなと確認しに行ってみたら、これまた無事でした。じつはうち、井戸ポンプを使ってハウス周囲に散水するシステムを組んでいて、雪が降る前に少し温かい地下水を撒くことで、ある程度は雪を溶かしつつ積もりにくくしているんです。おかげで今回の大雪でもビニールハウスが潰されることはありませんでした。ただ、油断大敵なので、定期的に様子をチェックしては「今のところ大丈夫!」とホッと胸をなでおろしてます。

そういうわけで、きょうは朝から夕方までずっと雪かき三昧。腕や腰はもう悲鳴をあげていますが、どうにか一日を乗り切ってホッとひと息。これでまた夜のうちに雪が積もっていたらどうしよう…なんて思うとちょっとブルーになりますが、自然が相手なので仕方ありませんよね。でも、この真っ白な世界はやはり美しく、道の両側には雪の壁ができてまるで別世界。どこか雪のテーマパークで遊んでいるような感覚もあって、内心はちょっと楽しかったりします。
これも雪国暮らしの醍醐味だと思えば、つらい雪かきもまあ悪くない。そんな日常の一コマをこれからも皆さんにシェアしつつ、田舎暮らしや農業の面白さをどんどん発信していきたいと思っています。まだまだ冬は続きそうなので、屋根雪チェックをこまめにしながら、引き続き雪国ライフを満喫しようと思います!

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