今日は、先週のドカ雪がまるで嘘みたいに、すっかり穏やかな青空が広がりました。ちょっと前までは雪下ろしや除雪に追われてバタバタしていたのに、屋根の雪もほとんどなくなって、気づけば「もしかして春が近い?」なんて思うほど。ただ、天気予報では来週の火曜日あたりからまた寒波が来るみたいなので、まだまだ油断は禁物ですね。
そんなわけで、今日は今のうちにできるメンテナンスをやろうと思い立ちました。とはいえ、外は雪が解けて地面がドロドロ状態。トラクターを外に引っ張り出すと、足元が悪くて作業どころじゃないかも…と思ったので、結局は倉庫の中でコツコツ作業することにしました。今の時期、トラクターもあまり稼働しないですし、じっくり整備してあげるチャンスですよね。

今回のメインは、キャタピラ部分……というか、キャタピラを支える回転軸などにグリスを注入するための部品「グリスニップル」の交換です。この「グリスニップル」というのは、軸受部や回転箇所の摩耗を防ぐために高粘度の潤滑油(グリス)を注入するための小さな突起状パーツ。地味だけど、作業するには欠かせない重要部品なんです。
実は昨年の秋だったか、グリスを注入する際に「あれ、なんか入りづらいな…」と気になっていた箇所がいくつかあって。「もしかしてニップルがすり減って小っちゃくなってる?」と疑ってみると、取り付けてもすぐ外れちゃって、そりゃあグリスも入りにくいはずですね。そこで思い切って、全部一気に交換してみることにしました。この作業を業者さんに頼むと、それなりに費用がかかるんですが、「自分でできることは自分でやろう!」という7代目のモットーを掲げている以上、ここはDIY精神で乗り切りたいところです。
交換作業って初めてで、ちょっとビビりながら手を動かしてたんですが、実際にやってみると意外に難しくなかったです。ただ、ニップルは本当に小さくて、手元からポロッと落とそうものなら「え、どこ行った!?」と探すのに一苦労。倉庫の薄暗い床って、こういう小さい部品が一瞬で消えるんですよね。でもそれも含めてDIYの楽しさというか、いい経験だなーと感じました。ゆっくり丁寧に古いニップルを取り外し、周囲をキレイに洗浄してから新しいニップルを取り付ける。そうやって一つずつ作業を進めていくと、だんだん「今日やるべきことを着実にこなしてるなー」という充実感が湧いてきます。全部取り付け終わって点検してみたら、ピカピカの小さな金属パーツがずらっと並んでるのが見えて、思わずニンマリしてしまいました。

本当はこのままグリスガンでグリスを注入したいところなんですが、倉庫内だと体勢が取りづらいし、外はまだ雪やぬかるみが残ってる状態。地面がもう少し落ち着いたら外にトラクターを出して、一気にグリスアップとオイル交換までやっちゃおうと考えています。春の畑仕事に向けてしっかり整備しておけば、あとでラクですしね。
そうやって機械を自分で触ってみると、なんだかますます愛着が湧いてくるから不思議です。最初は「私にできるのかな?」と不安だったけど、やってみれば案外どうにかなるもの。これからも自分でできる範囲で、いろいろなメンテナンスや修理にチャレンジしていきたいと思います。
さて、また寒波が来るかもしれないとはいえ、冬と春のせめぎ合いってこうやって季節を少しずつ進めていくんですよね。雪景色を見つつも、山並みがだんだん春っぽい景色に変わっていくのを見るのは楽しみだったりします。これからも田舎暮らしや農業の様子を、ゆる~く発信していこうと思うので、まだインスタやXなどフォローしていない方はこの機会にぜひポチッとお願いします!


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