午前5時、オクラはもう働いています。
コシヒカリには穂が出て、ひまわりちゃんはいい顔で開花。
そして今年の8月、小さな農家のレンコンが初めて新潟市の売り場へ届きました。
こんにちは。
新潟県五泉市の稲餅ふぁーむ、金髪で黄色が大好きな7代目、イエロークリエイターです。
暑い日が続く8月。田んぼも畑もビニールハウスも、それぞれの場所で季節が進んでいます。
人間は「今日は少しゆっくりしようかな」と思う日もありますが、作物たちはなかなか相談に乗ってくれません。
特にオクラ。朝になれば、しっかり大きくなっています。
こちらの都合より成長優先。なかなか仕事熱心です。
午前5時、オクラとの待ち合わせ

夏の朝は、毎日5時からオクラの収穫です。
まだ空気が少し静かな時間に畑へ入り、葉っぱの間をのぞきながら、収穫できる実を探します。
オクラは上へ向かって実を付けます。青空へ背伸びしているようで、朝から元気を分けてもらえる姿です。
ただし、見ているだけでは終わりません。
昨日はまだ小さかったのに、今日は「もう収穫ですよ」と言わんばかり。夏の成長速度には毎年驚かされます。
目覚まし時計より、オクラのほうが容赦ありません。
コシヒカリの穂が出ました

田んぼでは、稲餅ふぁーむのコシヒカリに無事、穂が出てきました。
朝露をまとった穂が、光の中で並んでいる景色。派手ではありませんが、農家にとっては何度見てもほっとする瞬間です。
春に田植えをして、水や天気を気にしながら見守ってきた稲が、次の段階へ進んだ合図だからです。
もちろん、穂が出たら終わりではありません。
台風は来ないか。暑さは続きすぎないか。穂の様子はどうか。
うれしい気持ちの横には、農家らしい心配性もしっかり座っています。
それでも、今はまず「出てくれてありがとう」です。
9月の最大イベント、稲刈りに向けた準備も始めます。
黄色の主役、交代の危機

家の前では、ひまわりちゃんが咲きました。
青空に向かって、実にいい顔をしています。
黄色が大好きな私としては、うれしいような、主役の座を奪われそうな、少し複雑な気持ちです。
でも、ひまわりの黄色は見ているだけで元気が出ます。
暑さの中でもまっすぐ咲く姿を見ると、「今日もやりますか」と背中を押してもらえます。
えごまの葉っぱが大きくなりました
畑では、えごまも元気に育っています。
小さな苗だった頃を思い出すと、今の大きな葉っぱがとても頼もしく見えます。
昨年は苗が全滅し、畑へ植えるところまで進めませんでした。
だから今年は、畑に並んだだけでもうれしかった。それが今では、列が緑でいっぱいになるほど育っています。
もちろん、雑草や病気への心配は続きます。
農業は「育った、よかった」で完結せず、次の心配がすぐ順番待ちをしています。
それでも、失敗した翌年の当たり前の景色は、少し特別です。

雪国レモンちゃんにも、小さな実
ビニールハウスでは、雪国レモンちゃんに小さな実が付いてきました。
まだ緑色で、手のひらに収まるかわいい大きさです。
新潟でレモンを育てる挑戦は、分からないことも心配もたくさんあります。
花が咲けば喜び、実が付けばまた喜び、虫を見つければ急に真顔になる。
農家の表情は、レモン一本でなかなか忙しいものです。
黄色担当の私としては、いつか色づく日が今から待ち遠しいです。

白くてかわいい、夏の五泉八代目レンコン

そして、五泉八代目レンコン。
期間限定の夏出荷が始まりました。
泥の中から掘り上げ、洗ったレンコンは、驚くほど白くて、丸みがあって、なんだかかわいい。
テーブルに並べると、レンコンというより、白いおもちたちが会議をしているようにも見えます。
でも、かわいいだけではありません。
レンコンは切り方で食感の印象が変わります。薄めに切ればシャキッと、少し厚めならホクッ、もちっとした食感を楽しみやすくなります。
わが家の夏カレーには、オクラと五泉八代目レンコンを入れました。
畑で見ていた作物が、一枚のお皿で再会する。農家にとって、これはちょっとうれしい食卓です。

そして、初めて新潟市の売り場へ
今回、何よりうれしかったのが、新潟市中央区万代島にある「ピカリ産直市場 お冨さん ピアBandai店」へ、五泉八代目レンコンを初出荷できたことです。
以前から「新潟市内でも、五泉のレンコンを知ってもらえる場所をつくりたい」と考えていました。
でも、小さな農家にとって、新しい売り場へ商品を届けることは当たり前ではありません。
袋に詰め、ラベルを貼り、売り場へ向かうレンコンを送り出すまで、楽しみと心配が半分ずつでした。
その後、お冨さんのInstagramに、稲餅ふぁーむのレンコンが店頭に並んだ写真を載せていただきました。
画面の中に、自分たちの袋がある。
「本当に並んでいる!」
その一枚が、とてもうれしかったです。
田んぼと畑で積み重ねてきた仕事が、五泉市を越えて誰かの食卓へ向かっていく。
大きなニュースではないかもしれません。
でも、稲餅ふぁーむにとっては、忘れたくない大きな一歩になりました。
お店の詳しい情報は、ピアBandai公式の店舗紹介と、お冨さん公式Instagramでご確認いただけます。入荷や在庫の状況は日によって変わるため、最新情報をご確認ください。

夏の続きは、9月の稲刈りへ
コシヒカリの穂、毎朝のオクラ、ひまわりの黄色、えごまの大きな葉っぱ、小さなレモン、白いレンコン。
振り返ると、稲餅ふぁーむの8月は、いろいろな色と成長でいっぱいでした。
農業は、思いどおりにいかないことも多い仕事です。
暑さにへこみ、草に追われ、天気予報を何度も見て、それでも翌朝にはまた田んぼや畑へ向かいます。
なぜ続けるのか。
こうして小さな変化を見つけたり、育てたものが誰かのいる場所へ届いたりする瞬間があるからだと思います。
次はいよいよ、9月の稲刈りです。
うまくいく日も、心配な日も、そのまま五泉の田んぼと畑からお届けします。
これからも、金髪イエロークリエイターと作物たちの挑戦を一緒に見守ってもらえたらうれしいです。
皆さんは、今回登場した作物の中で、どの成長をいちばん見守りたいですか。ぜひコメントで教えてください。


コメント